●本授業の目的およびねらい
テーマ:放射線で診て治す。放射線治療の現状 一般に放射線は体に悪い影響を及ぼすという印象が強い。しかし、実は現代社会の様々なところで利用されており、とりわけ最近では医療分野への利用が盛んである。本セミナーでは、放射線とは何か?について物理・化学・生物の観点から学び、実際に身近に存在する放射線について感じてもらう。その後、現在行われている放射線を使った診断や治療方法について調査し、発表議論を行う。また、調査を通じて放射線医療についての理解を深めると共に、今後の放射線利用について考えることを目的とする。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし 本テーマに興味を持ち、主体的に参加できること。
|
●授業内容
前半は、放射線とは何かについて講義する。講義の前に、受講者の放射線に対するイメージ(善悪)や放射線医療に対する不安・期待について発表し、議論する。その後、簡単な実験・実習を織り交ぜながら放射線の基本について講義する。後半は、グループに分かれて放射線診断・治療の仕組みについて調査・発表し、議論する。文献の調査方法やプレゼンテーション方法についてもその都度講義する。主な進め方は下記に示す。 1. 放射線とは何かについて各自の意見交換 2. 放射線のあらまし、身近な放射線について(実習含む) 3. 放射線の種類と特徴(実験含む) 4. グループ調査、発表資料の作成 5. 発表・議論 6. 放射線治療についての解説
|
●成績評価の方法
出席30%、発表20%、議論への参加50%
|
●教科書
特になし。 必要に応じて資料を配布する
|
●参考書
放射線概論、柴田徳思(編集)、通商産業研究社、ISBN-13:978-4860451080
|
●注意事項
特になし
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
放射線って怖いなと感じてる学生さんに受講してもらいたいと思います。 もちろんそうは感じていない学生さんも歓迎です。 本セミナーでは実は近くに存在する放射線を簡単な装置を使って測ったり、特徴について実験をしたり、放射線とは何かについても自分たちで調べてもらう予定です。調査や講義を通して、本当に放射線を使った診断や治療は安全なのか自分自身で考えてみてください。
|