●本授業の目的およびねらい
テーマ:SF映画から展望する人類の将来 S. キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」を鑑賞し、この映画に関連した、宇宙科学・惑星科学のほか、科学技術・人文社会科学の様々な観点から、人類の将来について、個人あるいはグループで自由に議論し、関連する他の映画作品・書物などの観賞・輪読・発表・議論を通じて、深く掘り下げる。それにより、幅広い学部にまたがる受講者間のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の向上をはかる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特にありません。
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●授業内容
全15回のセミナー全体の流れは以下の通りであるが、受講者の興味や希望によって随時 変更しうる。さらに別のSF映画を鑑賞する可能性もある。 1. オリエンテーション 2ー3. SF映画題材1:「2001年宇宙の旅)」を観る 4. 疑問点に関するディスカッション 5. 発表様ツール(パワーポイント)のトレーニング 6-7. 個人による文献調査[原作SF小説、続編などを含む]、考察、発表準備 8-9. 個人による発表とディスカッション 10. グループ分けとテーマに関するディスカッション 12-13.グループによる文献調査、考察、発表準備 14-15.グループによる発表とディスカッション
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●成績評価の方法
出席回数と、レポート課題内容、プレゼンテーション内容、ディスカッション内容から総合的に判断します。
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●教科書
特に指定しません。
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●参考書
原作小説(原題:2001: A Space Odyssey)は適宜参照したいとおもいます。
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●注意事項
出席を最も重視します。 履修者との諸連絡に、NUCT(Nagoya University Collaboration and course tools)を活用します。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
テーマ:SF映画から展望する人類の将来 私が大学1年生のとき、とある大きな映画館で、S. キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」のリバイバル上映を鑑賞し、その映像表現・音楽表現のスケールとリアリティに圧倒されました。一方で、この映画の結末の示す"意味"が、今もって理解できていません。この映画が最初に封切られた1968年からちょうど50年目に当たる今日、この映画で出てくる人工知能(AI)が本格的な実用化段階に突入しようとしています。「2001年宇宙の旅」をはじめとする過去のSF映画の傑作を、私が最初に観たのと同じ、大学1年生の諸君と一緒に観て、科学・技術・人文社会科学の様々から、人類の将来はどうなるか、なるべきか、楽しく真面目に議論したいと思っています。
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