2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180014527

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
平原 靖大

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・エネ・化生・電情)



●本授業の目的およびねらい

テーマ:SF映画から展望する人類の将来
 S. キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」を鑑賞し、この映画に関連した、宇宙科学・惑星科学のほか、科学技術・人文社会科学の様々な観点から、人類の将来について、個人あるいはグループで自由に議論し、関連する他の映画作品・書物などの観賞・輪読・発表・議論を通じて、深く掘り下げる。それにより、幅広い学部にまたがる受講者間のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の向上をはかる。

●履修条件あるいは関連する科目等

特にありません。

●授業内容

全15回のセミナー全体の流れは以下の通りであるが、受講者の興味や希望によって随時
変更しうる。さらに別のSF映画を鑑賞する可能性もある。
1.    オリエンテーション
2ー3.  SF映画題材1:「2001年宇宙の旅)」を観る
4.    疑問点に関するディスカッション
5.    発表様ツール(パワーポイント)のトレーニング
6-7.  個人による文献調査[原作SF小説、続編などを含む]、考察、発表準備
8-9.  個人による発表とディスカッション
10.   グループ分けとテーマに関するディスカッション
12-13.グループによる文献調査、考察、発表準備
14-15.グループによる発表とディスカッション

●成績評価の方法

出席回数と、レポート課題内容、プレゼンテーション内容、ディスカッション内容から総合的に判断します。

●教科書

特に指定しません。

●参考書

原作小説(原題:2001: A Space Odyssey)は適宜参照したいとおもいます。

●注意事項

出席を最も重視します。
履修者との諸連絡に、NUCT(Nagoya University Collaboration and course tools)を活用します。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

テーマ:SF映画から展望する人類の将来
 私が大学1年生のとき、とある大きな映画館で、S. キューブリック監督のSF映画「2001年宇宙の旅」のリバイバル上映を鑑賞し、その映像表現・音楽表現のスケールとリアリティに圧倒されました。一方で、この映画の結末の示す"意味"が、今もって理解できていません。この映画が最初に封切られた1968年からちょうど50年目に当たる今日、この映画で出てくる人工知能(AI)が本格的な実用化段階に突入しようとしています。「2001年宇宙の旅」をはじめとする過去のSF映画の傑作を、私が最初に観たのと同じ、大学1年生の諸君と一緒に観て、科学・技術・人文社会科学の様々から、人類の将来はどうなるか、なるべきか、楽しく真面目に議論したいと思っています。


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