●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:「未来の生物学について考える」 生物学は近年、GFP蛍光タンパク質の活用や iPS細胞の開発などにより、めざましい進歩を遂げてきました。では、今後の社会が求める生物学とは何でしょうか? そして、それに取り組むには、どのようなアイディアや技術開発が必要なのでしょうか?本セミナーでは、基礎生物学から最新の医療や農業に至るまでを対象とし、自分達でテーマを選んで資料調査し、議論とプレゼンテーション・質疑応答を行うことで、主体的に学習する能力を磨くことを目指します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にありません。高校で生物を選択していなくても、生物学に興味があり、自分で学ぶ意欲があれば充分です。
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●授業内容
1. 自己紹介と、本セミナーの進め方について説明 2. 最新の生物研究や問題点について、例を挙げて紹介 3. 興味のあるテーマの立案とグループ分け 4. 図書館での資料調査やインターネットでの文献検索、プレゼンテーションの資料作成についての方法の習得 5. グループごとに図書や新聞、インターネットを活用して資料を調査し、プレゼンテーション資料を作成する。 6. 定期的に調査内容を発表し、相互の質問や意見を元に内容をブラッシュアップさせる。 7. セミナーを通じて学んだことをレポートとして提出する。 この他、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所を訪問し、実際の生物学・化学の研究現場や、最先端の顕微鏡施設を見学するツアーがあります。また、そこで実際に行われている研究内容についても紹介します。 (授業も主にトランスフォーマティブ生命分子研究所内で行います)
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●成績評価の方法
発表内容と分かりやすさ、出席と討論への参加、レポート、努力と意欲の4項目について、各25%として評価する。履修取り下げは認めない。3回以上の欠席で「F」とする。
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●教科書
特になし。
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●参考書
特になし。
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●注意事項
無断欠席・遅刻をしないこと。積極的に議論に参加すること。 授業は主にトランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM棟)の1階会議室(124号室)で行う。ITbM棟の場所は以下のWebページ 参照。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.itbm.nagoya-u.ac.jp/ja/about/access.php
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
研究するうえでも就職してからも、アイディア提案や資料調査、積極的な議論や分かりやすいプレゼンテーションは、いずれ役に立ちます。また、「いずれ」ではなく、2年生以降の学生実習や、卒業研究などでもすぐに必要になるでしょう。しかし、これらの技能は単独学習では身につけにくく、体系的に教わる機会も少ないようですので、このセミナーを通じて楽しく習得してもらえればと思います。
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