2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180013320

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
須藤 健悟

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
水・3
●対象学部
理・工(化生・物工・電情・エネ・土建)



●本授業の目的およびねらい

このセミナーでは、地球温暖化などの環境問題について、最新の研究・動向を題材にして、読み、書き、発表などの基礎力を養う。人間の社会活動(研究に限らず)は、ある事柄について、読み調べ(インプット)、整理・応用し(プロセッシング)、文章にまとめたり、発表したり(アウトプット)の連続である。本セミナーでは、このような基本作業を身につけるため、最新の研究例や基本ツールに触れつつ、参加者同士が相互作用する形で議論を発展させる。常識を適度に疑う?練習も行う。

●履修条件あるいは関連する科目等

本セミナーの目的を十分理解し、地球や気象・気候に興味があること。意欲的であること(セミナー中の自発的な発言など)。 また、英語(とくに読み)に抵抗がないこと。関連する科目:地球科学など

●授業内容

基本テーマは地球温暖化などの地球環境であるが、この問題は多岐に渡るため、参加者の興味により、サブテーマごとにグループ分けをして演習を進めていくことも考えられる。

1.地球環境問題の表と裏: 地球温暖化、大気汚染などについて,国連関連の科学報告書(英語文献)の読解,および報道されない側面にも触れる。
2.基本的な道具の使用方法・使用例 
 ①情報検索
 ②文章作成
 ③発表(プレゼンテーション)
 ④理系としての基本的なたしなみ(統計学・図化の基礎など)
3.地球温暖化などの環境問題について、どのような物理・化学プロセスが重要かを参加者自身が調べ、整理して、発表する。
※テーマについては、「地球温暖化や大気汚染の問題を解決する方法」や「地球温暖化はウソである」のような”挑戦的”なものも考えられる。昨年度は,「温暖化懐疑論」をテーマに白熱した議論が展開されました。
※今回は、ダジックアース(4次元デジタル地球儀)に挑戦することも考えています。
4.さらに、参加者自身の意見・アイディア・提案を文章・プレゼンとしてまとめる。
5.(時間があれば)反省会:本セミナーの改善ポイントなどを指摘して貰う。

●成績評価の方法

演習中の意欲と議論への積極性、文章・発表能力およびこれらの上達度で80%。レポートで20%

●教科書

特に指定しない。必要に応じて適宜プリント等資料配布。

●参考書

以下も参考になるかもしれません。
・一般気象学、小倉義光、東大出版会、1994.
・統計学入門 (基礎統計学) 東京大学教養学部統計学教室 1991


●注意事項

※自前のノートPCがあると好ましいですが、なくてもOKでしょう。
※2回目以降の開催場所は,環境総合館3F・演習室を予定しています。
※4次元デジタル地球儀については https://www.dagik.net/ を参照


●本授業に関する参照Webページ

http://chaser.has.env.nagoya-u.ac.jp/aecm/

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

今回で基礎セミナーを担当するのは9回目になりました。
大学4年間の間で、文章書き、発表・プレゼンの機会を与えられることはそれほど
多くないと思いますので、是非この基セミを有効に利用してみてください。
できれば理系としての基礎的スキルの習得にも触れたいと考えています。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!


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