2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180011421

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
向井 康人

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・4
●対象学部
情(自然・コン)・農(環境・資生)・工(マテ・機航)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ: 日常生活のフシギを科学で説明してみよう
日常生活の中では,「なんでだろう?」と不思議に思うことがたくさんある。これらには必ず科学的裏づけがあるが,多くはフシギで終わってしまい,解明するまでには至らないだろう。このセミナーでは,学生が主体となってこうした日常の素朴な疑問を抽出し,その現象解明に向けて学生,TA,教員が互いに協力しながら調査・討論を進める。このセミナーを通して,課題設定,文献・資料調査,プレゼンテーション,コミュニケーションに関する基本能力を養い,さらに知的好奇心の発掘と問題解決能力の涵養につなげたい。

●履修条件あるいは関連する科目等

知的好奇心と積極性・協調性があり,本テーマに興味と意欲を持って取り組める学生を望む。

●授業内容

授業では,3名程度の小グループに分かれて課題の設定と調査を行い,調査内容の個別発表と全員での討論を繰り返して問題の解決に挑む。

主として,以下のように進める。
1.基本テーマに関する説明と簡単な講義を行う。
2.文献調査・情報検索法,レポート作成法,発表資料作成法,プレゼンテーション法などについて教授する。
3.調査対象となる課題を多数抽出する。例えば,以下のような課題が考えられる。

 ・ペットは飼い主に似るって本当か。(2017年度実施例)
 ・足の小指はなぜぶつけがちか。(2017年度実施例)
 ・電車で居眠りしても目的の駅で起きられるのはなぜ。(2016年度実施例)
 ・男は青、女は赤と連想するのはなぜ。(2016年度実施例)
 ・ホコリはなぜ灰色なのか。(2015年度実施例)
 ・火事場の馬鹿力の正体は。(2015年度実施例)
 ・あくびはなぜうつるのか。(2014年度実施例)
 ・デジャヴはなぜ起こるのか。(2014年度実施例)
 ・甘いものは別腹って本当か。(2013年度実施例)
 ・緑色が目に良いのはなぜか。(2013年度実施例)

4.小グループに分かれて課題の調査を分担し,レポート及びプレゼンテーション資料を作成する。
5.グループごとにプレゼンテーションを行い,全員で討論を行う。
6.セミナー全体の総括及び反省を行う。

●成績評価の方法

①努力・意欲,②出席・討論への参加,③レポート,④発表能力・内容(各25%)
履修取り下げ制度を採用する。

●教科書

特に使用しない。

●参考書

必要に応じて,適宜紹介する。

●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

個としての能力を十分に備えていながら,詰め込み学習に押されて発揮できずにいる学生が多いように見受けられます。机上の勉学では活かせない個性や潜在能力を,このセミナーを通して開花させてもらいたいと思います。


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