●本授業の目的およびねらい
人類文化の基層に深く根ざしている宗教とその文化について、専門分野を問わず、豊かな人間性を育み、総合的判断能力をかん養することを目的とします。また、授業を通して受講者の探究心や向学心を養うことを目的とします。授業にあたっては、単に教義の解説にとどまらず、「宗教とは何か」ということを再考するとともに、世界遺産を中心にした文化にふれ、人類の文化・異文化に対する知識を培いながら、宗教に関連した倫理観などについても涵養します。また、授業に対するコメントや小レポート(小論文)などを通じて、受講者の主体性と学ぶ意欲を育み、かつ、論理的思考力を培います。
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●履修条件あるいは関連する科目等
比較文化論・文学など
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●授業内容
本授業では、はじめに「宗教」の定義を解説するとともに、世界各地の諸宗教とそれらの文化を概説する。同時に宗教に関係した世界遺産や、日本宗教文化との関連については説明を加える。具体的な内容については以下の通り。 01. 「宗教」の定義 02. 宗教と教育 03. 世界遺産とは何か 04. キリスト教と文化 05. イスラム教と文化 06. ヒンドゥー教と文化 07. 仏教と文化 08. 道教と文化 09. 日本の宗教と文化 10. 特講(受講者からの意見や要望を参考に内容を設定) 11. 授業の総括および試験 授業にあたっては、授業内だけでなく、常日頃からTVプログラムやインターネットなどにより、宗教とその文化について、興味や関心を持つとともに、自分の意見を持つことが肝要である。また、授業内で提示した宗教の建築物や書籍を調べるなど、授業外での学習も必要である。
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●成績評価の方法
定期試験(60%) 平常点(40%):コメントペーパーと小レポート 履修取り下げ制度を採用する。定期試験を受験しない者、小レポートを提出しない者は 「欠席」・6回以上欠席した場合は「欠席」
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●教科書
パワーポイント教材を準備しますので、特定の教科書は使用しません。視聴覚教材も随時使用します。授業にてプリント資料を配布します。
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●参考書
脇本平也『宗教学入門』(講談社学術文庫 ISBN4-06-159294-7) さらなる参考書については授業の際に適宜紹介をします。
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●注意事項
配布資料を保存するためのファイルを準備してください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
単に宗教の概説をするだけでなく、宗教が私たちの文化にどのようにかかわっているのかについても、あらためて考えたいと思います。宗教文化は生涯教育にもつながるものです。決して、受け身にならず、主体的に踏み出し、そして、疑問を持ち、考えるようにしましょう。また、授業外でも、世界遺産検定を受験するなどの教養力のアップも考えてみましょう。
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