●本授業の目的およびねらい
科学および科学技術の発展に伴い、それが社会に与える影響、社会において果たす役割はますます大きくなっている。そうした現代において、社会における科学のあり方や市民の科学との関わり方について批判的に考え、より良い社会の実現を目指すことが私たち市民に求められている。本授業はこうした問題意識を背景に、科学・技術と社会の関係について学び、社会のあるべき姿について議論するための基本的な素養を身につけることを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1. 問題化する科学 ― どのようにして科学が問題となってきたか 2. 科学ガバナンス ― 科学の適切な扱い方 3. 科学の不確実性 ― 科学がもつ本質的な不確実性と価値判断の問題 4. 科学と社会の相互作用 ― 科学の価値中立性再考 5. 科学技術への市民参画 ― 非専門家である市民がどのように科学と付き合っていくか 6. リスクと安全 ― 「正しい」リスク判断はありうるか 7. 様々なテクノロジー ― 生殖医療、エンハンスメント、人工知能
<予習・復習について> 予習・復習には下記参考文献を参照すること。
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●成績評価の方法
平常点(30%)と期末レポート(70%)で評価する。 履修取り下げ制度は採用しない。期末レポートを提出しなかった場合は欠席とする。
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●教科書
なし。
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●参考書
平川秀幸『科学は誰のものか -社会の側から問い直す-』NHK出版・生活人新書、ISBN:978-4-14-088328-0 赤林朗編『入門・医療倫理I』勁草書房、ISBN: 978-4326102600 久木田水生他『ロボットからの倫理学入門』名古屋大学出版会、ISBN: 978-4815808686
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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