●本授業の目的およびねらい
本講義では,医学を専門としない学生に対し,医療制度の仕組み,生活習慣病,がん対策,病気の診断と治療,リハビリテーション,障害予防等に関する基礎を学ぶ機会を与える。誤った情報が際限なく氾濫する時代にあって,科学的論理性のある健康増進・健康維持について理解を深めることを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
受講者人数に余裕がある場合は、指定学部以外の学生の受講を認める(医学部を除く)。履修取り下げ制度の対象科目である。
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●授業内容
5名の医学部保健学科教員によるオムニバス形式で、以下のようなテーマで講義を行う。
・医療保険制度の現状と問題点 ・疾病の予防と早期発見(がん検診,人間ドック) ・生活習慣病 ・医療革新を牽引するデータサイエンスの現状と未来 ・骨関節の機能と運動学 ・高齢化社会と健康寿命 ・医療の倫理と医療安全 ・放射線治療 ・磁気共鳴(MR) ・核医学の現状と将来展望
初回の授業で担当者のスケジュールを提示する。 医学的知識のない学生に配慮した内容とするが,テーマによってはやや難解な内容も含まれる。担当者ごとに小テストまたはレポートを課す。 レポートのテーマ,様式,提出期限の指示はそれぞれの担当者の指示に従うこと。レポート受理に教養教育院事務室の窓口横に設置されているレポート提出ボックスを利用する。提出期限過ぎのレポートは受理しないので,余裕を以て提出すこと。毎年,メモ書きに等しいレポートや他人のレポートのコピペなど、劣悪な提出物を目にする。必ず自分で調べて自分の考えを書くこと。
授業時間中の迷惑行為は厳禁。必要に応じて室外退去や受講許可取り消し措置を講ずる。
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●成績評価の方法
平常点(小テストまたはレポートにより各担当者が授業回数X10点満点で採点)の合計が6割以上のものを合格とする。履修取り下げをせず、5回以上欠席したものはFとする。
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●教科書
特に指定しない。必要に応じて資料を配付する。
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●参考書
特に指定しない。レポートを書くための資料収集は,図書館やインターネットの検索から必要な情報を取得する。
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●注意事項
毎年受講申請けだけで,一度も出席しない学生が数名いる。平常点で単位認定する科目であり,継続して出席する意志のないものは受講申請しないこと。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
平成29年度(55名受講)の成績評価は,S3名,A13名,B11名,C8名,F19名,欠席1でした。Fが多かったのは,授業に出席せず受講の取り下げもしない学生が例年になく多かったためです。
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