●本授業の目的およびねらい
都市や建築におけるエネルギー消費に支えられた人間の諸活動と、地球温暖化といったグローバルな問題と、ヒートアイランドに代表される都市・建築内におけるローカルな環境問題との関わりを考え、それらの問題に対して世の中ではどのような規制によって対応しようとしているのか、どんな制度が議論されているのか、そして都市・建築設備的な対応や環境工学的な対応、人間の特性を踏まえた技術的な対処法などを学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
1.都市・建築における活動と環境問題 IPCCレポートなどをもとに地球環境、都市環境の事実を示し、またわが国のエネルギー供給、エネルギー消費の実態を示す。そして、これらが都市・建築空間で行なわれている活動とどのようなかかわりがあり、またどのような位置づけにあるのかを把握する
2.エネルギー使用の最適化を目的とした法規制など エネルギー消費の最適化やヒートアイランド現象に対応するための、省エネルギー法(エネルギー使用の合理化に関する法律)などの法的な対応、地球温暖化防止計画などの政府の方針を講義する。また、建築・都市の環境性能を評価するために提案されているいくつかの評価方法を講義する。 3.ライフサイクルの視点からのエネルギーシステムの計画法 企画、設計、施工、運用などのライフサイクルを通し一貫した評価指標を設定しながらのエネルギーシステムの設計法を講義する。
4.都市環境問題に対する都市・建築設備的な対応 都市・建築における種々の省エネルギー手法、未利用エネルギー、新エネルギー、自然エネルギー利用システムの構成と特徴を示し、それらの活用方法や性能評価法、普及のための課題などについて講義する。
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●成績評価の方法
期末試験によって評価する。 履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
特になし
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●参考書
特になし
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●注意事項
特になし
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
この講義を通して、都市に住む人間としてどんなことを考えていけばよいかを身につけて ください。
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