2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180021211

●科目区分
理系基礎科目(理系)

●科目名
物理学基礎Ⅱ
●主担当教員名
中村 光廣

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
月・2
●対象学部
理学部高校時物理未履修者



●本授業の目的およびねらい

物理は現代社会をささえる基礎科学のひとつである。この授業では現代物理学(量子論など)の成立より前に確立された学問としての傑作:力学・電磁気のうち電磁気を中心に講義する。電磁気現象は携帯電話をはじめ身近なところでお目にかかる現象であり、現在社会を理解し発展させてゆく上で不可欠な素養といえよう。
授業は、直感的かつ定量的な理解を目指し、学部進学後、各自の専門の学習・研究に道具として電磁気を使用してゆく際に、その羅針盤となる様な素養の獲得を目指してもらう。

●履修条件あるいは関連する科目等

高校で物理を履修していることは前提としない。また物理学基礎Iを履修していることも前提としない。

●授業内容

演示実験を中心に、なるべく電磁気現象を直感的に理解できるように講義する予定。
授業は毎回レジュメを配布し、それを軸に進めてゆく。

2017年度の例
1 静電場:クーロンの法則
2 場・電気力線:ガウスの法則
3 コンデンサー、
4 電流:導体・半導体・絶縁体
5 直流回路
6 静磁場、磁性
7 電流と磁場:アンペールの法則
8 磁場中での電気を持った粒子の運動:ローレンツ力
9 電磁誘導:ファラデーの法則
10 電磁波の発生:ヘルツの実験
11 マックスウェルの方程式(積分形)
12 光の性質
13 相対性理論入門




●成績評価の方法

出席レポートと宿題で評価する。毎回授業中に答えてもらうレポート課題を授業の最後に提出してもらい出席を確認する。また毎時間翌週提出の宿題を出し、その内容で成績を評価する。

●教科書

基本毎回配布するレジュメを使用して授業を進めるので、特に教科書は指定しない。

●参考書

「第五版 基礎物理学」 原康夫著 学術図書出版
「川勝先生の物理授業 下巻 電磁気・原子物理編」 川勝博著  海鳴社
「電磁気学がわかる 時間変化する電磁場の世界」田原真人著 ファーストブック 技術評論社

●注意事項

実験を中心とした授業で、高圧電源、強磁場を使用し、演示実験の際に学生諸君の協力をお願いすることもあるので、ペースメーカーなどの医療機器を常用している者や電磁波過敏症ほか身体的な不安を持つ者は事前に担当教員に相談してください。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




時間割一覧へ戻る