2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180011434

●科目区分
理系基礎科目(理系)

●科目名
地球科学基礎Ⅰ
●主担当教員名
西村 浩一

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・4
●対象学部
理学部(7〜12)



●本授業の目的およびねらい

地球科学の入門編として、私達の棲む地球がどのような特徴をもった惑星であるのか、私達がいかなる手法を使って地球の構造や変動を探っているのかを理解してもらうことを目的としています。地球科学は、生物の進化、地球環境問題、防災、歴史や文化など幅広い分野と密接に関係します。本講義では、太陽系と地球の起源、地球の内部構造・ダイナミクス、地球を構成する物質の性質と挙動、大気や海洋の構造や力学・化学、気候変動などについて、最新の成果も踏まえて概説します。また、基礎として必要な物理・化学についても併せて講義することで、地球に関する理解を深めてもらうことをねらっています。

●履修条件あるいは関連する科目等

高校における地学の履修を前提としません。引き続き地球科学基礎Ⅱを履修することを希望します。

●授業内容

<渡邊/山岡>
(地球・惑星の科学)
1.ガイダンス、地球科学とは
2.太陽系の構造と進化
3.地球の誕生と層構造の形成
4.地球内部構造の物理
5.地球を造る物質Ⅰ:宇宙の元素合成と地球を構成する物質
6.地球を造る物質Ⅱ:地殻の岩石と地球表層の物質循環
7.地球内部ダイナミクス
<中川/西村>
(大気・水圏の科学)
8.大気の構造と組成
9.大気の熱収支と温室効果
10.大気中の水
11.大気の運動
12.海洋の組成と運動
13.大気組成の変遷
14.地球環境の変化

15. 試験及び講評・解説等

●成績評価の方法

主として期末試験の成績により評価します。教員によっては、出席確認を兼ねて講義毎に小レポートを課します。履修取り下げ制度を採用します。定期試験を受験しない者は「欠席」とします。

●教科書

『ニューステージ新地学図表』浜島書店(790円+税)

●参考書

『地球科学基礎Ⅰ資料集』を初回の講義で配付します。また、講義の中で適宜、参考書を紹介します。

●注意事項

理学部学生向けの地球科学基礎Ⅰは2教室で並列同時開講されます。それぞれの教室で、前半、渡邊誠一郎と山岡耕春が並行してほぼ同一の講義を行い、後半は中川書子と西村浩一が並行してほぼ同一の講義を行います。期末試験ではノート・参考書の持ち込みは不可とします。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

質問があれば、直接、連絡をとっていただいても構いません。


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