●本授業の目的およびねらい
社会学における基礎的理論や概念を学ぶことで社会学の基本的視点について理解を深める。そのうえで、こうした視点を現代における諸問題(特に地域、環境、科学技術、食料など)の理解と考察にどのように活かしていくことができるかを考える。こうした社会学的アプローチに関して理解を深めることで、現代社会に批判的視点を向けることができるようになることが最終的なねらいである。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
1.イントロダクション:社会学的想像力 2.社会学古典理論:マルクス 3.社会学古典理論:デュルケーム 4.社会学古典理論:ヴェーバー 5.社会学古典理論:シカゴ学派 6.現代社会学理論:構造・機能主義 7.現代社会学理論:フランクフルト学派 8.現代社会学理論:ブルデュー 9.農村社会学:イエとムラ 10.地域社会学:コミュニティとネットワーク 11.環境社会学:公害から地球環境問題まで 12.食と農の社会学:マクドナルドとそのオルタナティブ 13.ジェンダーの社会学:性役割分業と社会 14.科学の社会学:専門家と市民 15.まとめ:社会学的分析の可能性
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●成績評価の方法
平常点(40%:小レポート)と期末試験(60%)による。 履修取り下げ制度を採用
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●教科書
特に指定しないが、授業中に配布するプリントなどを参照すること。
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●参考書
新睦人ほか著『社会学のあゆみ』有斐閣新書(1,404円、978-4641088573) R.コリンズ『脱常識の社会学(第2版)』岩波現代文庫(1,339円、978-4006002848) 奥村隆『社会学の歴史Ⅰ』有斐閣(2,052円、978-4641220393)など。 その他、授業中に指示する。
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●注意事項
聴講者数が多くなるので私語は控えること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
社会学を学ぶことは、当たり前と考えている日常を見つめ直すことにつながります。そのうえで、経済学や人類学、政治学、心理学など隣接する学問分野との発想や着眼点の違いに注意しながら社会学を学んでほしい。
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