●本授業の目的およびねらい
1年次と2年次前期に獲得した知識を基に、日常的なコミュニケーション場面におけることばの実践と並び、文章語のテクスト受容と産出の能力に重点を置いた練習を行います。
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●履修条件あるいは関連する科目等
1年次のドイツ語1~4と2年次の中級ドイツ語1で学んだ内容を何度も復習してください。
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●授業内容
一方において、言語とコミュニケーションの能力を、テクスト理解と個々の日常的なコンテクストにおける対話のための実践的練習を通じて定着させます。それと並んで、教科書とは別に、授業参加者の言語レベルに合わせたさまざまな種類のテクストを用意し、それらを主として授業参加者が自ら解釈し、続いて全員でそれについて検討します。
進め方(文法) 10月:文の一部を成す文、関係文の種類と意味関係 11月:従属文の統語的構築、能動態・受動態の構成、動詞 12月:動詞の時制ごとの語形変化 1月:接続法第1式・第2式とその用法
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●成績評価の方法
総合成績は、授業への参与、宿題への取り組み、なかんずく、扱った題材に関する期末の筆記試験に基づき、評価します。
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●教科書
成田克史著『答えはドイチュ』(同学社)ISBN4-8102-0722-6 C1084 補足的に:『Themen aktuell』第1巻(必要に応じてその都度プリントを配布) その他のテクストは必要に応じてプリントを配布します。
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●参考書
独和辞典、翻訳支援ソフト(授業のみ、期末試験では使用不可)
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●注意事項
授業への恒常的な出席と積極的な参加が、単位取得の条件です。 次の三条件を満たす場合に履修取り下げを認めます。1.11月末日までに申し出る。2.勉強が思うようにできないほど深刻な事態が生じていることを明らかにする。3.今期までの累積 GPA が低いと多大な不利益をこうむることを明らかにする。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
授業における対話が中心になります。つまりことばの構造の受動的な習得だけではなく、とりわけ、能動的な使用と、学んだ言語との「付き合い」が重要です。従って、中心的な練習形式は対話であり、授業では、この点に的を絞り、特に質問に対する答えという形で練習を行います。 ここで重要なのは、それに対応した文化的能力の獲得です。それは文化社会的知識にも、文学と文化の伝統にも、また同時代的な文化生活にも関わるものです。教科書以外のテクストの選択はこうした観点から行います。
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