2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170035303

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(上級)
●主担当教員名
涌井 隆

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
金・3
●対象学部
農学部



●本授業の目的およびねらい

学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。

●履修条件あるいは関連する科目等

なし

●授業内容

第一週目は学期全体の流れを説明し、第二週に模範的な口頭発表の例をビデオで鑑賞し、徐々に実際の発表に入ります。毎回、一人15分の口頭発表を5〜6人の人に行ってもらい、残りの学生は、ノートを取り、質問します。学生は一学期に3回口頭発表を行います。テーマについては一回目は、学生の希望に任せ(自己紹介、出身地紹介など)、二回目は海外旅行の計画、三回目は社会全般にかかわる重要な問題、あるいは学生の専門に関わるテーマについて口頭発表を行ってもらいます。実際の発表だけではなく、ノートを取ること、質疑応答に参加することも重要です。二回目の海外旅行の計画については日程、航空会社、渡航目的、渡航先の見どころ、など詳細にわたって発表してもらいます。発表者はパソコンで発表スライドを用意するか、聴衆に配布する資料を用意してください。両方用意すれば完璧です。授業は原則すべて英語で行います。


●成績評価の方法

口頭発表の質、質疑応答の質、出席具合を総合的に判断して評価を行います。三回の口頭発表は順次比重が高くなります。つまり、一回目で失敗しても後の発表で挽回できます。

●教科書

なし

●参考書

すぐれた英英辞書が多数出ているので使えるようにしてほしい。


●注意事項

対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。

口頭発表は母語で行っても緊張します。私はアメリカに留学していた頃、口頭発表のためのクラスを生涯学習センターで取りました。専門的なテーマについて発表する必要のない入門的なクラスでしたが、一緒に取っていた某有名女子大生が発表の途中で緊張のあまり半泣きになり途中放棄したのが忘れられません。アメリカ人が英語で喋る場合でも緊張する人は緊張するのです。皆さんは、慣れない英語で喋るのですから緊張して当然です。細かい間違いなど気にせず、とにかく喋ることが重要です。


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