2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170032311

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(上級)
●主担当教員名
山本 幸一

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
火・3
●対象学部
経済学部



●本授業の目的およびねらい

学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。

●履修条件あるいは関連する科目等

特になし。

●授業内容

研究拠点大学の学生に相応しいプレゼンテーションが行え、4技能を統合できるように、教科書の課に沿って、時事英語のリスニング、内容理解、論理的な文章での要約、プレゼンテーション、質疑応答の演習を発展させる。指定された該当部分を、必ず予習・復習すること。扱う時事英語の素材を、時系列的、内容別にまとめ、整理して提示することで、論理的な英語の文章を作成する技能を発展させる。

次の点を銘記して欲しい。

1. 「日本語で明確に表現できなければ、英語で明確な文章を書くことはできない」。日本語は、日本人にとって、知の活動と、独自性の創出のための最も基本的な土台である。母語である日本語を通して論理性を向上させることが大切である。 

2. 「言語の本質は音声である」。日本人の言語認識は視覚言語中心であり、日本語は音声的に平易な言語である、他方、言語の本質は音声であり、日本人の外国語習得には音声の障害が付きまとう。また、英語の正確な理解のためにも、論理を追うだけでなく、音声の習熟が重要であり、音声的なバックボーンの養成を目指す。

3. 「ライティングは建築である」。日本語の文章は、設計図の不明なものが多く、「何が言いたいのか分からない」文章になりがちである。従って、英語の時事内容の文章について、整理してまとめたり、自分の意見を論理的に構築し提示する「エッセイライティング」に向けた文章構成技術の習得を目指す。

4. 「ライティングは技能であり、学習が必要である」。ライティングは日常会話以上の深いレベルの伝達手段であり、自然に身につくものではない。使用する表現を吟味し、精密に論を組み立てる必要がある。

●成績評価の方法

対面授業では、およそ次の割合で評価する。毎回の出席・授業への貢献度・課題提出(25%)小テスト(25%) 考査(30%)。授業全体の評価については、下記の注意事項を参照。  

●教科書

CNN Student News (4), 関戸冬彦, 小暮正人, Jake Arnold, Ken Ikeda
朝日出版社, 2016. ISBN978-4-255-15587-6  

●参考書

英和、和英、英英辞典(毎回、持参すること)。 

●注意事項

対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。

「何年学んでも英語が使えない」という感想には、英語が聴き取れないことに大きな要因がある。このため、リスニング及び音声活動に力を入れ、授業以外にも、毎日、英語に耳を傾ける習慣を身につけて実践してもらいたい。また、単なる「知識(knowledge)」ではなく、活用できる「技能(skill)」にするために音声活動を豊富に行い、文法知識を「自動化(automatization)」し、日本語の介在なく、「音声と意味の直接連想(direct association)」を可能にしたい。ヴィゴツキーによれば「発音は、外国語学習者にとって最大の難関であり、自然な会話は、学習の最後でやっと達成される。母語の発達が自然な会話から始まり、自覚的な読み書きで終わるのに対し、外国語の発達は自覚的な読み書きで始まり、自然な会話で終わる。両者は、正反対の方向を向いている」ということである。テーマを設定しての研究発表での、フォーマルな英語での発表や質疑応答のやりとりだけでなく、パーティーでのカジュアルな談話のように、様々なトピックについてやりとりできるように、時事英語で得られる様々な内容について英語で考えをまとめて談話に加わる訓練としたい。 


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