●本授業の目的およびねらい
学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
なし。
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●授業内容
(1)英語コミュニケーションのいくつかの「つぼ」を学ぶ。 たとえば、相手の発言を訂正する方法、沈黙を避ける方法など。 (2)自分自身を紹介するエッセーを英語で書く。 日本語の語感に頼って英文を書くことから脱皮する、また辞書から 何を読み取るべきか、そのコツを会得するよう務める。 (3)内容と形式の両面から、自他の英文を推敲する。 題材の選び方、エッセー全体の構成、英文の構成などについて互いに学ぶ。 (4)ペアで、お互いのエッセーを読んで、インタビューを行う。 話題は仮のものではなく、目の前の彼や彼女である。聞き方と配慮を学ぶ。 (5)自分のエッセーまたインタビュー経験を生かして、プレゼンを試みる。 オーディエンスに伝えたい事柄は何なのか。プレゼンの「精神」を学ぶ。 <特記事項> (1)授業内容及び予定上、エッセーの締切日までの提出は厳守されたい。 さもないと、成績を不可にする場合がある。 (2)授業の詳細は初回授業で説明する。重要な事がらを含むので欠席しないこと。
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●成績評価の方法
(1)英語プレゼンテーション、20点。(2)英文エッセー、推敲版20点、完成版20点。 (3)英語インタビュー、20点。(4)電子教材による課外学習の成績、20点。
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●教科書
教員が用意する。
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●参考書
・川嶋直『KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション』(みくに出版、2013) ・藤原和博『自分「プレゼン」術』(ちくま新書、2000) ・ガー・レイノルズ『プレゼンテーションZen‐プレゼンのデザインと伝え方に関する シンプルなアイデア』(ピアソン・エデュケーション、2009)
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~muranush/list_of_documents_for_undergraduate_students.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
・自分をオープンにして自己表現したい人、仮の・借り物の話題ではなく本物の 話題で、他者と話してみたいを歓迎。 ・初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッ シュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウン ロードすること。
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