●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生としてふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
注意事項にあるように課外学習としてインターネットでの課題が課せられる こともあるので、インターネットにアクセスできるよう、パスワード等の 確認をしておくこと。
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●授業内容
目的に掲げた学術的な英語のリーディングとライティングの能力の養成を念頭に、 パラグラフの構成を基礎からマスターするために、本授業では、どちらかといえば 書くことの方に力点をおくが、各章では関連した知識を得るためにリーディングも 行う。使用予定の教科書は、序論以外に、全部で13の章からできている。授業で は教科書に準拠して、おおよそ、以下のような内容を、原則としてこの順で扱うこ ととする。ただし、トピックによってはかける時間に長短がある。 0.ライティングガイド: 書式と句読法 1.パラグラフとはなにか 2.主題文とは 3.支持文とは 4.時間の順序(支持文展開の1例) 5.空間の順序(同上) 6.過程、手順、指示 7.因果関係 8.例示による展開 9.定義による展開 10.分類による展開 11.比較・対照 12.全体のまとめと復習 13.パラグラフから小論文へ
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●成績評価の方法
対面授業の部分では平常の授業・課題(約50%)と定期試験(約50%)の比率とする。課外学習の分を含めて総合して判断する。 注意事項も参照すること。
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●教科書
Jimbo, Hisaatke et al. Get Your Message Across:Writing Communicative Paragraphs Nan'Undo, ISBN 978-4-523-1759-3
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●参考書
教室で指示
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディングおよび英語(基礎)用「ぎゅっとe」リスニングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。 受講生の皆さんの積極的参加を希望する。
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