●本授業の目的およびねらい
材料の多くの諸特性は、その材料の内部組織を制御することによって、コントロールできます。近年、この材料の内部組織の計算手法として、フェーズフィールド法が大きく発展しています。本セミナーでは、フェーズフィールド法の基礎から応用までを分かりやすく解説するとともに、要素的なプログラムを用いた演習を行い、本手法を効率的に短期学習します。シミュレーションを用いて材料組織形成の多様性にふれ、なぜ材料がそのような振る舞いをするのかを議論します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
なし
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●授業内容
セミナーのテーマ:「材料組織の面白さ」 1.基本テーマに関して説明を行い、サブテーマへの分割および分担を話し合う。 2.インターネットや図書館の利用法、自らの学習成果をまとめるためのプレゼンテーションソフトの利用法の説明をする。 3.材料組織の基礎知識に関する情報収集を行う。 4.プログラミングの基本について説明をする。 4.材料設計計算工学について知る。 5.パソコンもしくはスマホを用いた材料組織シミュレーションにふれる。 6.初期条件および境界条件による組織形成の変化を計算し、なぜそのようになるかを考える。 7.セミナーを通じて学んだことを、プレゼンテーションにまとめ、相互に発表しあう。
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●成績評価の方法
発表と討論への参加:30%、出席:40%、レポート:30%
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●教科書
なし
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●参考書
セミナー中に適宜紹介する。
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●注意事項
欠席・遅刻等をする場合には、必ず教員へ連絡をすること。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.numse.nagoya-u.ac.jp/PFM/index.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
授業では、高校までの学習と大学との違い、情報収集の方法、自分の頭で考えることの重要性等について、 材料工学分野を題材に学びます。実戦で役立つスキルアップの方法論体得を目指します。
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