●本授業の目的およびねらい
炭素材料について学ぶ。例えば,カーボンナノチューブ,グラフェン,フラーレン,炭素繊維などの実用・応用について最先端の技術でどのように展開されているのか詳しく勉強していこうと思います。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
文系・理系を問いませんが,化学,物理,生物に関連する科目のうちどれか一つでも 履修したことのある学生が望ましい。炭素材料に興味がある,あるいは勉強したい学生。
|
●授業内容
炭素材料と言えば何をイメージするでしょうか? カーボンナノチューブや炭素繊維などは,我々の身近な所にあったり,テレビなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。このような炭素材料は軽くて,強く,電気を通す性質を持っており,様々な材料と複合させることで,高機能・高性能材料として活用されます。このように考えてみると,無限の組合せと可能性を秘めた材料開発に興味がわいてくるのではないでしょうか。 みなさんはどのような炭素材料に興味があるでしょうか?その興味のある炭素について一緒に深く勉強し,授業に興味を持って貰えるよう炭素にまつわる最新の話題について提供していきたいと思います。
|
●成績評価の方法
出席,発表,レポートを評価対象とします。 合計100点満点のうち60点以上を合格とします。
|
●教科書
なし
|
●参考書
授業時に適宜紹介します。
|
●注意事項
予備知識は前提としておりません。 積極的に質問,発表,意見交換ができるような授業にします。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
担当教員は化学製品を作るプロセスを専門にする研究者です。主に化学をベースに研究を行っておりますが,最近では炭素繊維やカーボンナノチューブに関する研究も始めました。具体的には炭素のみでできた繊維をプラスチックに埋めることにより強化された炭素繊維強化プラスチック材料の開発を行っています。これは軽くて高い強度を有しており,テニスラケットや航空機を構成する材料として利用されています。 粉やコロイドに関する研究も行ったことがあり,これらと炭素材料との複合化技術の開発にも取り組んでおります。これらの経験を基に最新の研究事例を紹介し,炭素材料に興味を持って貰えるように授業を展開していきたいと思います。
|