●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:熱核融合発電所をデザインする 次世代のエネルギー源として、熱核融合反応で発生するエネルギーを利用した発電システ ムが研究されています。最先端の研究開発では、このように、原理が分かっている現象を 応用して今までにない大規模システムを創り上げることも少なくありません。 授業では、こうしたシステム設計に必要となる、広範な分野の知識を最大限に活用する 能力を養います。この過程において、文献からの情報収集・得られた情報と既存の知識の 統合・知識共有のためのプレゼンテーション/コミュニケーション技術等を習得します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味をもって主体的に取り組むこと。
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●授業内容
大規模システムを構築していく考え方について、(原則として熱核融合発電所を題材に、)議論を通じて解を見出していきます。解決すべき課題(サブテーマ)をグループ内で分担し、各サブテーマについては主担当者を決めて取り組むこととします。
1. はじめに:自己紹介、テーマ概要の説明 2. サブテーマの提示、担当者の決定 3. 情報収集(各サブテーマ担当者)、議論を通じた知識の共有(グループ作業) 4. 中間発表と全体討論 5. 上記に基づいた情報の再収集、統合、最終報告の準備 6. 最終発表と全体討論、レポート作成 7. 講評とまとめ
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●成績評価の方法
発表(40%)、議論・討論への参加(40%)、レポート(20%)で評価します。 学期途中で履修の意思がなくなった場合、履修取り下げ届を提出する必要があります。
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●教科書
特に指定しない。必要に応じて資料を配布または文献を紹介する。
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●参考書
物理学に関して: 「楽しみながら学ぶ 物理入門」山﨑耕造著(共立出版) ISBN978-4-320-03597-3 プラズマと核融合に関して: 「カラー図解プラズマエネルギーのすべて」プラズマ・ 核融合学会編(日本実業出版社)ISBN978-4-534-04191-3
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●注意事項
単に事物を調べるだけではなく、調べたことと自分たちの持っている知識を統合して問題の解決に取り組むこと。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
皆さんは、これから学年が進むにつれて専門教育を受けていくことになりますが、異なる専門分野の人たちとの交流も今後重要になっていくと思われます。様々な学部・学科からの受講を歓迎します。
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