2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170011520

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
楫 勇一

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(化生・マテ・電情・機航・土建)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:理科系の作文技術とプレゼン技術

大学における活動では,自分の考えを他者に伝える行為が不可欠である.書くこと,話すことが重要となるが,これらは個人のセンスや才能だけの問題ではなく,トレーニングで向上させることのできるスキルである.本セミナーでは,講義と演習を通じて,理科系分野で活動するのに必須となる作文技術,プレゼン技術の基礎を習得する.

●履修条件あるいは関連する科目等

本セミナーでは,文章を書き,話してもらう演習を課す.Word, PowerPoint等のソフトウェアの基本的な操作ができるか,この機に学習する意欲を有することを,本セミナーの履修条件とする.

●授業内容

・自己紹介:
自分自身に関するプレゼンテーションを行い,本セミナー履修前のプレゼン能力を確認する.

・作文技術に関する講義:
後述の教科書をベースとして,簡潔で明確な文章を書く技術を学ぶ.演習問題を通じて学習内容の定着を図り,レポート(小論文)の作成と相互批評により,各自の作文スキルの向上を目指す.

・プレゼン技術に関する講義:
効果的なプレゼンの技法について学ぶ.資料の準備方法や話し方の工夫等について述べ,手書きスケッチを用いたプレゼンテーション,ソフトウェアを用いたプレゼンテーション等の演習を行う.

・自己紹介,もしくは何らかの発表:
本セミナーで学んだことを踏まえ,総仕上げの最終プレゼンテーションを行う.

学習状況の進捗に応じ,英語による作文,英語によるプレゼンテーションについても,セミナー中で取り扱う可能性がある.


●成績評価の方法

授業参加への積極性 50%,レポート 20%,最終プレゼンテーション 30%


●教科書

木下是雄「理科系の作文技術」,中公新書,1981.
ISBN: 978-4121006240


●参考書



●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

海外の大学では,作文技術やプレゼン技術を重要なリテラシととらえ,専門の講義を開講しているところも多くあります.一方,日本の大学では,これらのスキルは学生が自ら習得するものとし,システマティックに教える体制ができていないように思われます.このセミナーを通じて,そのような状況を少しでも改善したいと考えています.

このテーマのセミナーを開講するのは 2017年度が初の試みとなるため,必ずしも狙い通りにセミナーを進めることができるかどうか,少し心許ないところもありますが,一緒にセミナーを作っていってくれる学生さんの参加を心待ちにしています.



時間割一覧へ戻る