2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170071181

●科目区分
開放科目

●科目名
現代日本の外交・国際関係
●主担当教員名
水島 朋則

●単位数
2単位

●開講時期
前期
月・1
●対象学部
全学部(法学部を除く)



●本授業の目的およびねらい

法学部で国際法を担当している水島が、その専門分野の観点から現代日本の外交・国際関係について話す授業などを素材として、受講生(大学生)が、外交・国際関係において生ずるさまざまな問題について、自分自身で考える場合の1つの視点を身につけることを目的とします。国際法の基本的な知識は「学士力」に含まれるべきであり、法学部生に限らず、大学において国際法は必修科目であるべきと私は考えており、この科目を開放科目とすることには、そのようなねらいもあります(法学部の専門科目としての「国際法総論」もありますが(2年生配当)、4単位科目であり、やや専門性が高くなります)。

●履修条件あるいは関連する科目等

第1回を除く毎回の授業について、それなりの課題に取り組んでもらう他、授業時間外に課題図書を読んでもらうことなどを通して、全体として、大学における2単位にふさわしい90時間の学修を行ってもらいますので、それに応じた意欲が必要になります。

●授業内容

毎回、現代日本の外交・国際関係に関わる(関わり得る)事件や出来事を取り上げ、一話完結型で授業を進めます。したがって、少なくとも一見したところ、各回の内容に相互の関連は必ずしもありません。また、現代日本の外交・国際関係について、全体として何らかの体系的な説明をするものでもありません。具体的に取り上げるテーマは第1回の授業で示しますが、前年度(2016年度)は、下のようなものでした。現代日本の外交・国際関係について、とりわけ国際法(国際関係における法)という観点から検討する場合、外国語(英語)を避けて通ることは困難です(国際関係における法は日本にだけ当てはまるものではないため)。したがって、授業の資料にも英語が多く含まれることになります(授業自体は日本語で行います)。

・現代日本の外交・国際関係にとっての国連——2015年安保理非常任理事国選挙の問題を中心に(以下、副題の「〜の問題を中心に」は省略)
・現代日本の外交・国際関係における安全保障——集団的自衛権
・軍縮をめぐる現代日本の外交・国際関係——核軍縮国連総会決議
・現代日本の外交・国際関係における「法の支配」(その1)——国際司法裁判所
・現代日本の外交・国際関係における領土問題——尖閣諸島・竹島
・海をめぐる現代日本の外交・国際関係——沖ノ鳥島
・経済分野における現代日本の外交・国際関係——WTO・TPP
・環境分野における現代日本の外交・国際関係——2015年パリ協定
・文化をめぐる現代日本の外交・国際関係——ユネスコ諸条約
・北朝鮮をめぐる現代日本の外交・「国」際関係——朝鮮映画輸出入社対フジテレビ事件
・人権をめぐる現代日本の外交・国際関係——人権条約・国連人権理事会
・現代日本の外交・国際関係における「法の支配」(その2)——国際刑事裁判所

●成績評価の方法

履修取り下げ制度を採用するかどうかを含めて(結論としては、採用しません)、成績評価の方法について、与えられたスペース(文字数)で説明することが難しいので、「担当者からの言葉」の欄を読んでください。

●教科書

とくに指定しませんが、期末試験では、新書程度の課題図書を読んでいることを前提とした論述をしてもらいます。課題図書は未定ですが、2016年度は、田中均『日本外交の挑戦』(角川新書、2015年)を読んでもらいました。

●参考書

必要に応じて各回の授業用資料に示します。なお、主な条約をまとめた日本語の『条約集』(いわゆる『六法』の条約版で、公式・非公式の日本語訳を中心に編集されています)として、『コンサイス条約集(第2版)』(三省堂、2015年)、『ハンディ国際法』(東信堂、2009年)などがあります。

●注意事項

各回の授業用資料は、下の「本授業に関する参照ウェブページ」でアクセスできるNUCTを利用して、授業の2週間前には入手できるようにします。こちらで印刷したものを講義室で配付する形はとりませんので、必要であれば各自でプリントアウトするなどしてください。

●本授業に関する参照Webページ

https://ct.nagoya-u.ac.jp/portal

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

成績評価は、次の〔ア〕〔イ〕〔ウ〕の評価を総合して行う予定です。
〔ア〕第1回の授業を除く毎回、NUCTを通じて提出してもらう事後課題(小レポート)を基にした、毎回の授業に取り組む姿勢の評価(50点を上限)
〔イ〕外務省主催「国際問題プレゼンテーション・コンテスト」のテーマについての小論文の評価(20点満点)(実際の応募は、期待はしますが、必須ではありません。)
〔ウ〕課題図書を読んでいることを前提とした論述式の期末試験の評価(30点満点)

事後課題〔ア〕の提出は、当然のことですが、授業への出席を前提とします。欠席者が事後課題を提出しても採点しません。出席の確認方法は、受講者数(出席者数)なども勘案して決めますが、病気その他やむを得ない事由による欠席の場合は、水島まで連絡してください。また、事後課題〔ア〕や小論文〔イ〕に取り組むにあたっての不正行為については、期末試験における不正行為と同様の対処をします。

小論文〔イ〕を提出せず、かつ、期末試験〔ウ〕を受験しない登録者の成績評価は「欠席」としますので(Fとはしませんので)、途中で受講をやめる場合でも「履修取り下げ届」などをわざわざ提出したりする必要はありません。なお、期末試験よりも前に留学を始める学生のための特別な成績評価方法は設定しません。

<参考> 過去の「現代日本の外交・国際関係」(水島)の成績分布
2016年度:S 3 A 20 B 25 C 10 F 3 欠席 65
2015年度:S 3 A 28 B 29 C 20 F 4 欠席 58
2014年度:S 4 A 31 B 28 C 22 F 5 欠席 70
(成績評価方法は、2017年度とほぼ同じです。また、数字には法学部生以外の受講生の数も含まれていますが、全学教育科目の開放科目としての受講生は、例年、数人です。)


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