2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170041215

●科目区分
全学教養科目

●科目名
留学生と日本
●主担当教員名
浮葉 正親

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・2
●対象学部
全学部



●本授業の目的およびねらい

外国人留学生と一般学生が討論や協働作業を通じて、日本社会や日本文化に対する理解と相互の理解を深めることを目的とします。名古屋大学およびこの地域で多様な文化を持つ人々が共に学び生きることの意味を考え直し、多文化共生のあり方を模索します。

●履修条件あるいは関連する科目等

多文化間コミュニケーションに関心がある方、外国人留学生、海外留学経験者、海外留学を予定する者 

●授業内容

本授業では、全15回の授業を第Ⅰ期から第Ⅲ期の3部に分けて実施します。第Ⅰ期は、講義やグループにおけるディスカッションを通して、文化や他文化に対する気づきを高めます。第Ⅱ期は、多文化間グループを編成し、留学生や一般学生の皆さんが協働で、日本文化・社会をテーマに調査し、発表することを目指します。第Ⅲ期は、本授業での学びが日常生活や留学生活に活かせるよう、グループ活動の振り返りや授業全体の振り返りを行います。授業は、国際教育交流センター・国際言語センターの複数の教員を中心に行われます。教員の主な役割は問題提起とアドバイスであり、授業の主体はあくまでも学生です。日ごろの多文化間コミュニケーションなどのやり取りのなかで共感あるいは疑問を持ち、それを探求したい方の受講を期待します。なお受講生には、グループごとの課題だけでなく、毎回配布する授業の振り返りシート(リフレクションペーパー)の記入、学期末のレポートを課します。

1 オリエンテーション
2 コミュニケーションとは
3 留学生と日本社会
4 異文化との出会い
5 グループ活動について
6〜9 グループ活動
10〜12 グループ発表と討論
13 グループ活動から学ぶ
14 留学経験から日本を考える
15 まとめ  

●成績評価の方法

出席、リフレクションペーパー、グループ発表、グループ活動への貢献度、レポート  

●教科書

なし

●参考書

『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』石井敏、久米昭元他著、有斐閣
『日本語教師のための異文化理解とコミュニケーションスキル』八代京子、世良時子著、三修社

●注意事項

30分以上の遅刻は欠席とみなします。
5回以上授業を欠席した場合は「欠席」とみなします。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

本授業は多くの外国人留学生が履修します。授業は日本語で行いますが、グループディスカッションやグループワークの際には、言語面でサポートしあいましょう。留学生や一般学生との多文化間コミュニケーションに興味があり、「文化」について探求したい方、将来、海外に行きたい方、海外体験を振り返りたい方、国際的に活躍したい方など、ぜひ授業でお会いしましょう。


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