2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170041212

●科目区分
全学教養科目

●科目名
科学技術とジェンダー
●主担当教員名
鈴木 秀憲

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・2
●対象学部
全学部



●本授業の目的およびねらい

 科学技術とジェンダーはどのように関係するのだろうか。そもそもジェンダーとは何だろうか(「社会的・文化的な性」とは?)。 女性の科学への参加に関してどのようなことが問題となるのだろうか。
 本授業では「ジェンダーとフェミニズム」「ジェンダーと科学/技術」「女性科学者の問題」の三つのテーマについて学ぶことを通じて、こうした問いをめぐる議論を評価し、自らの考えを組み立て、男女共同参画社会の実現を目指す現代において適切に行動する力を養うことを目的とする。

●履修条件あるいは関連する科目等

関連する科目は、全学教養科目の「科学・技術の倫理」「科学技術社会論」「科学技術社会史」などである。

●授業内容

Ⅰ ジェンダーとフェミニズム

・「ジェンダー」とは何か
・ジェンダーをめぐってどのような議論がなされてきた/なされているか
・フェミニズムの歴史とさまざまな立場

Ⅱ ジェンダーと科学/技術

・生殖技術における倫理的問題
・ジェンダーの科学への影響

Ⅲ 女性科学者の問題

・科学史における女性科学者とジェンダー問題
・現代社会におけるジェンダー問題と科学技術政策

●成績評価の方法

・小課題を含む授業参加度(40%)とレポート試験(60%)によって評価を行う。
・6回以上授業を欠席した者、レポート試験を受験しない者は「欠席」とする。
・履修取り下げ制度を採用する。

●教科書

特に指定しない。授業時に資料を配布する。

●参考書

『フェミニズムと科学/技術』小川眞理子 2001年、岩波書店
『フェミニズム』江原由美子・金井淑子 編 1997年、新曜社
『生殖技術とジェンダー』江原由美子 編 1996年、勁草書房
『ジェンダーを科学する』松本伊瑳子・金井篤子 編 2004年、ナカニシヤ出版

●注意事項

授業で出てきた人物や用語について調べて復習するなど、積極的な取り組みを期待する。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

本授業に関する参照Webページ

 内閣府男女共同参画局http://www.gender.go.jp/

 名古屋大学男女共同参画室http://www.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp


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