2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170041122

●科目区分
理系教養科目

●科目名
原子・分子の科学
●主担当教員名
加地 範匡

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・1
●対象学部
農学部
工学部
情報文化学部(自然)
医学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

原子・分子を取り扱う化学は、私たちの生活・社会と密接に関係しています。本講義では、地球温暖化やエネルギー問題、水の浄化などの身近な社会の課題の諸側面を取り上げて、それぞれの課題と(原子・分子の)化学との関わりを考え、その化学の中身を明らかにします。これらを通して、社会と原子・分子の化学の関わりと面白さと本質を理解していきます。

●履修条件あるいは関連する科目等

授業内容に興味がある学生

●授業内容

本講義の内容には、現代という時代が抱える科学技術的課題と、その中に横たわっている化学の原理が反映されています。

01 空気(日々の呼吸、空気の組成、微量成分、大気、混合物・元素・化合物、原子と分子、他)

02 オゾン層(オゾンの正体、原子の構造と周期性、分子とそのモデル、光という波動、放射と物質、他)

03 地球温暖化(地球のエネルギー収支、分子内振動と温室効果、炭素の循環、質量、分子とモル、温室効果ガス、未来の予想、他)

04 エネルギー・化学・社会(仕事と熱、エネルギーの変換、化学結合、分子レベルで見たエネルギー変化、活性化エネルギー、エネルギーの消費、石炭・石油、シェールガス他)

05 水(溶媒としての水、水溶液中の溶質濃度、水分子の構造と物理的性質、水素結合の役割、化合物の水溶液、飲料水の保護、他)

06 酸性雨(酸とは何か、塩基とは何か、中和、pHとは何か、雨水のpH測定、酸性雨の原因、二酸化硫黄と石炭の燃焼、酸性降下物の影響、他)

●成績評価の方法

小テスト(40%)
リアクションペーパー(10%)
レポート試験(50%)

●教科書

廣瀬千秋訳:実感する化学 上巻地球感動編 NTS

●参考書



●注意事項

毎回、出席を兼ねたリアクションペーパーを課す。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

高校までの勉強で元素記号や周期表の暗記に対するアレルギーのある学生でも興味がもてる内容にしようと努力します。


時間割一覧へ戻る