●本授業の目的およびねらい
豊かさ、便利さ、快適さの追究は、環境汚染、生物多様性の減少、地球温暖化、砂漠化などの環境問題を顕在化させ、自然環境のみならず生活環境の破壊を加速させた。本講義の前半では、化学物質と環境問題をテーマとして、化学物質による環境汚染に起因する人の健康や生態系に対する影響などについて講述し、そのメカニズムを理解する。後半では、先進国の環境保護運動や海や森などの自然資源と人間に関わりについての理解を深め、自然と人間との共生社会のあり方について学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1.オリエンテーション 2.内分泌撹乱物質 3.エストロジェン様物質 4.エストロジェンの生理作用とその撹乱 5.芳香族炭化水素受容体 6.甲状腺ホルモン受容体 7.レチノイドX受容体 8.環境問題の歴史的変遷1:アメリカの環境保護運動 9.環境問題の歴史的変遷2:日本の公害と環境保護 10.資源の争奪1:水、石油など 11.資源の争奪2:食糧 12.海の資源:クジラ 13.森の資源:森林の生態的社会的特性と森林の減少 14.まとめ
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●成績評価の方法
授業態度も考慮するが、主に期末試験で評価する。
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●教科書
特に指定しない。
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●参考書
講義の際に紹介する。
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●注意事項
私語・携帯電話の使用は不可。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
最近、地球環境問題が、新聞や雑誌、テレビなどで取り上げられる機会が 多くなりました。この講義の受講者は、日ごろから環境問題に対して意識を持つ ことを期待します。
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