●本授業の目的およびねらい
本授業では2つのテーマに焦点を当てて、「食と農」を取り巻く状況および問題を学び、その解決策について考察をしていきたい。 テーマ1では、食料の安定供給、食の安全に対する農業(作物生産)の取り組み・重要性、遺伝子組換え生物の是非について考察することを目的とする。テーマ2では、農作物における病原菌や害虫による被害を減らすための防除手段について、特に農薬について入門的な講義を行い、農薬の是非について考察を行うことを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味があること。 ある程度の「生物」「化学」の知識を持っていることが望ましい。
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●授業内容
1.人口増加と食料問題 2.作物の品種改良 3.バイオ燃料と食料の競合 4.遺伝子組換え作物とは 5.遺伝子組換え作物栽培の現状 6.遺伝子組換え作物のメリットとデメリット 7.遺伝子組換え作物の是非 8.農薬とは 9.農薬の歴史と変遷 10.農薬の作用メカニズム 11.私たちの食と農薬 12.害虫発生の現状と総合的管理 13.食料生産における農薬の是非 14.オフィスアワー
本授業では、「化学」と「生物」を基礎にして、「食」と「農」に関する話題を考え、広い分野における最新の研究を理解する。そのために、講義形式またはグループワーク形式で進める。
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●成績評価の方法
理解力、内容、討論への参加、レポート
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●教科書
プリントを用意する。
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●参考書
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●注意事項
出席は必須であり、遅刻、無断欠席は一切認めない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
テーマ1の担当者:地球温暖化・気候変動や世界人口の爆発的な増加などの問題と相まって、世界の食料問題はますます深刻化することが予想されています。様々な角度からこの問題の解決策を検討していきたいと思います。 テーマ2の担当者:農薬は現在の農業現場において欠かせないものとなっていますが、農薬は危険なものとして不安を感じる方も多いことと思います。この講義では農薬について理解を深め、その是非について科学的に考察していきたいと思います。
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