●本授業の目的およびねらい
従来の工学は、機械工学、電気工学、材料工学など取り扱う対象別に探求し体系化した縦割り型、分析型の学問である。しかし、今日の複雑・大規模なシステムを迅速かつ合理的に構築するためには、各専門分野の知識だけでなく、横の繋がりや人間・経済・社会の関係をも考慮しなければならない。システム工学はシステムの創造を目的にしており、横断的、学際的な学問である。本講義では、システムのモデル化の手法や解析・設計法の手法を解説し、それを通じてシステム工学の概略を理解するとともに、システム的思考を養うことを目的とする。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
|
●授業内容
1.システム工学とは 2.創造手法 3.モデリング手法 4.最適化 5.管理・計画手法 6.シミュレーション技法 7.システム制御 8.データマイニング 9.信頼性工学 10.システム評価 11.まとめ
参考文献は授業で随時紹介するが、全体として 中森義輝:システム工学,コロナ社(2002) 寺野寿郎:システム工学入門,共立出版(1985) 奈良宏一 他:システム工学の数理手法,コロナ社(1996) 浅居喜代治:基礎システム工学,オーム社(2001) を紹介する。
|
●成績評価の方法
毎回のレポート(50%)と定期試験(50%)で評価する。 履修取り下げ制度を採用する。
|
●教科書
毎回、講義資料を配布する。
|
●参考書
授業で随時紹介する。
|
●注意事項
特になし
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
理解を促進するために毎回課題(授業時間内にできる程度の量ですが)を出すので、授業を聞くだけの人、欠席の多い人、居眠りをする人は厳禁。
|