2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170041304

●科目区分
文系教養科目

●科目名
現代社会と法
●主担当教員名
松尾 陽

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・3
●対象学部
農学部
工学部
情報文化学部(自然)
医学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:法律家の考え方を学習する
法律家は「社会の医者」だと言われる。どこにでも社会を見出すことはできる。企業の中はもちろん、医師・技術者・学者・教員の世界にも社会は存在する。そして、社会には紛争(離婚、ケンカ、金銭トラブル)がつきものであり、法律家はこの紛争を処理する専門家だ。本講義はそうした専門家の基本的な考え方を学習することを通じて、社会的な紛争や処理を冷静に把握するための視点を養うことを目的とする。


●履修条件あるいは関連する科目等

意欲を持って授業に取り組むこと。

●授業内容

指定の教科書を素材にして、以下の順で授業をする。教科書のタイトルにもあるように、教科書は丸暗記の対象となるもののではなく、自分の頭で考える出発点である。講師が教科書をきっちりと丁寧に読み解くという授業スタイルではない。講義を通じて講師が考えることを受講生に示しつつも、時に受講生とともに考えるスタイルである。

はじめに 講義の目的(法律家の考え方の特殊性?)
問題1  ケーキの分け方
問題2  マンションのエレベータの修理
問題3  爆発装置付き金庫の偽物
問題4  イタリアからの子供の連れ去り
問題5  好意同乗者に対する損害賠償責任についての法律を作る
問題6  シャガールの絵の行方
問題7  契約書を作ってみる
問題8  判例を信じていたのに……
問題9  大家の言い分
問題10 懲らしめとしての損害賠償
問題11 日米訴訟合戦
問題12 弁護士の数を3倍にする
まとめ  法律家の考え方・再論

問題1から問題12までは、指定教科書の順序である。問題1から12までを扱う講義の際には、教科書の各章の冒頭にある問題を読んで考えてくるという予習をしてくることが望ましい。目安としては、一回の講義で一つの問題を扱う。受講生の興味関心によって講義の力点や内容を適宜変更することもある(それによって、とりあげることができない問題も出てくる可能性がある)。

●成績評価の方法

レポート50%
試験50%


●教科書

道垣内正人『自分で考えるちょっと違った法学入門 第3版』(有斐閣、2007年)ISBN 978-4-641-12509-4

●参考書

サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(2011年)ISBN978-4150503765/松井茂記ほか著『はじめての法律学:HとJの物語第4版』(2014年)ISBN978-4641220225/瀧川裕英編著『問いかける法哲学』(2016年)ISBN978-4-589-03788-6

●注意事項

授業中の私語、携帯電話の使用は固く禁じる。ひどい場合には、減点扱いとすることもある。また、教科書の各章の冒頭の問題を読んでくること。


●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

問題の予習をすること(細かい知識の予習をする必要はない)。
授業中受講生に質問することがあるので何がしか発言すること。法律の細かい知識を聞く質問をすることはあまりにない、自らの道徳的な直観に照らしてどのように考えるのか、その直感はどのような理由で正当化できるのかについて質問する。高校を卒業していれば回答できる質問である。



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