2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170041301

●科目区分
文系教養科目

●科目名
生と死の人間学
●主担当教員名
吉武 純夫

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・3
●対象学部
農学部
工学部
情報文化学部(自然)
医学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

私たちは皆いつか死ななくてはならない。しかし、選択の余地はほとんどないのであって問題なく死ねればそれでいい、大事なのはどんな人生を生きるかだ、というのが一般的な認識だろう。しかし古代ギリシア人は、よい生におとらずよい死のことをしばしば考えた。死の良し悪しとはどういうことだったのか。何が彼らにそのようなことを考えさせたのだろうか。彼らの多様な思考を知り、生と死を考えてゆくためのひとつの土台を得る。

●履修条件あるいは関連する科目等

ギリシア神話や死生観に関心があり、生や死の意味を考える意欲があること。

●授業内容

≪「よい死」をめぐる古代ギリシア人の思想≫

1.現代の死生学の諸側面
2.古代ギリシアの死生観:なぜギリシアか、なぜ神話か
3.冥界の神話
4.二つのヒロイズム:アキレウスとオデュッセウス
5.「美しい死」:テュルタイオスと『アンティゴネ』
6.「名高い死」:アルケスティス
7.最も幸福な者にふさわしい死は:ソロンのクロイソス問答
8.肉体牢獄説:ソクラテス
9.自殺をめぐる物語:アイアスとヘラクレス
10.Excursus: ’Good Christian Death’
11.現代の私たちの生と死


●成績評価の方法

定期試験(70%)と出席および随時提出物による。試験では、ギリシア神話に描かれた死生観を的確に説明できるか、それに対する自分の考えを整理して語ることができるかを見る。履修取り下げ制度は採用。

●教科書

ブルフィンチ『ギリシア・ローマ神話』(岩波文庫)、ほか配布するプリント

●参考書

・R.Garland, The Greek Way of Death (Cornell UP 1985)
・島薗進他『死生学1:死生学とは何か』(東京大学出版会 2008)
・小佐野重利他『死生学4:死と死後をめぐるイメージと文化』(東京大学出版会 2008)


●注意事項

教科書の中の、前もって指定されるテクストを読み、何を読み取ることができるかを考えてくる、という予習を毎回してもらう。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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