2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170032127

●科目区分
文系教養科目

●科目名
市場経済と社会
●主担当教員名
木越 義則

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
火・1
●対象学部
農学部
情報文化学部(自然)
医学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

本授業は、経済学の観点から市場経済の発展と社会の成り立ちについて歴史的に考えることを目的とします。特に近来急速に市場経済が発展した隣国の中国の経済の歴史をとりあげます。日本や欧米とは異質な社会の成り立ちを知ることで、人類社会の多様性についてリベラルな観点を養うと同時に、私たちが住む日本社会を客観的に眺め見る視座を培います。



●履修条件あるいは関連する科目等

経済学の知識の有無は問わない。高等学校の世界史ていどの知識があることが望ましい。世界史の学習経験がない場合は参考文献の新書に目を通すことが望ましい。

●授業内容

1.中国の市場と社会の史的展開-スミス、マルクス、ウェバーの中国論
2.中国と西洋の比較経済史-ポメランツより
2.中国の環境と国家-ウィットフォーゲルより
3.中国の官僚性-バラーシュより
4.中国の科学と文明-ニーダムより
5.中国の農業と農村-天野元之助とパーキンスより
6.中国の商人とギルド-根岸佶より
7.中国の市場経済-スキナーより
8.中国の労働と会社-柏祐賢より
9.中国の貨幣と金融-黒田明伸より
10.中国のブルジョアジー-ベルジュールより
11.中国の産業革命-久保亨より
12.中国の革命-孫文、蒋介石、毛沢東
13.中国の比較制度分析-展望


●成績評価の方法

中間レポート(40%)と期末レポート(60%)の合計点で評価する。履修取り下げ届を提出する必要はない。期末レポートの未提出者は「欠席」とする。

●教科書

下記の文献を中心に講義を進めるが、レジュメを配布するので購入の必要なし。
ロイド・E・イーストマン『中国の社会』平凡社、1994年。


●参考書

岡本隆司『近代中国史』(ちくま新書、2013年)。
梶谷懐『日本と中国経済』(ちくま新書、2016年)。
久保亨・加島潤・木越義則『統計でみる中国近現代経済史』(東京大学出版会、2016年)。

●注意事項

特になし。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

宗教、民族の違いによる差別や偏見が多い時代だからこそ、インターネットに流布している安易な見解に飛びつくのではなく、学術的に深く考察された研究に裏打ちされた知識から社会現象を理解することが必要です。


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