2017年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20170014111

●科目区分
文系基礎科目

●科目名
哲学
●主担当教員名
松澤 和宏

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・1
●対象学部
情(自然・コン)・理・医・農



●本授業の目的およびねらい

人間と動物を分けるものは言語であるとしばしば言われます。言語がなければ理性を働かせることも感情を表現することも、そして相手の気持ちを推し量ることも不可能に近かったことでしょう。では、人間を人間たらしめているものの一つである言語とは一体何なのでしょうか?本授業は、言語哲学の入門です。

●履修条件あるいは関連する科目等

直取り上げるテキストを毎回配布しますので、それをあらかじめ読んで、言語とは何かを考えて下さい。

●授業内容


以下のようなテーマを授業で扱います。
1.言語を哲学することとはーー言語学と言語哲学の相違
2.言語と思考の関係
3.言語記号と意味
4.翻訳について
5.言語相対主義
6 構造主義
7.プラグマティック
8.私的言語について
9.言語の起源と言語習得について
10.認知言語学の展開
11.隠喩の可能性





●成績評価の方法

平常点とレポートを総合して成績評価をします。

●教科書

適宜指示・配布します。

●参考書

ソシュール『一般言語学講義』
服部裕幸『言語哲学入門』

●注意事項

特にありません。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 言語は動物と人間を分け隔てるものの中でも極めて重要な存在です。チンパンジーは仲間が何かものを落としてもそれを拾って相手を助けようとはしません。ところが2歳の子供は目の前の人間が落としたものを見ると、それを拾って相手を助けることを習わなくてもすることができます。相手を思いやることは人間にのみ可能な、しかも言語習得と密接不可分に結びついたことなのです。
 言語は、たんなる物理音でも紙の上のシミでもありません。聴覚や視覚に訴えなくても、心の中で無言のまま存在しうる質量を持たない不思議な存在です。しかもこの言葉を通して人間同士は相互に理解を深めることができます。言語は人間の知覚や認識、思考、表現において重要な役割を果たしているばかりではなく、他者理解の鍵を握っています。言葉の神秘に挑みましょう。


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