名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」

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programs / 展覧会のご案内

2014年12月16日[火]- 12月19日[金]10:00-18:00

アルゴリズミックデザイン––アウトプットの試み

愛知県立芸術大学デザイン専攻では3年生のデザイン実習において,Rhino/Grasshoperによるアルゴリズミックデザインの授業を設けた.一般的にはコンピュータの計算を用いて構造の形成過程にあらたな視点からのアプローチを設け,形の決定行為と構造的解決や社会現象や行動などから導き出される空間性をアルゴリズムとして構造化し,出力されたものに対して呼ばれている.このような本来建築的なダイナミックなアプローチに対し,アルゴリズミックデザインのスケーラブルな側面を活かし,繊細なデザイン表現への応用を試み,人の営みや自然の中からある法則を見いだし,アルゴリズムとして定義し,その対象を再構築することへとつなげられるであろうか.
今回の展示では,Rhino/Grasshoper によって学習されるリテラシーの発見とそこで見い出された形を表現の道具として提示する.

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2014年12月8日[月]–12月12日[金] 10:00-18:00(初日は15:30から)

「Andiamo 作品展-有用への途-」

椙山女学園大学教授雨宮勇先生が考案した, 星形多面体のランプシェード作りからスタートし, 様々な形や素材の星に派生させた照明器具やオブジェを展示します. 今年度のテーマは,「有用への途」です. クリスマスのこの時期に少しだけあたたかな空間を提供できたらと思います. 是非ご高覧ください.

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2014年12月1日[月]–12月5日[金]10:00-18:00(最終日は17時まで)

「「土と人のデザインプロジェクト」展2014ゲストハウスをつくる。」

名古屋芸術大学では、これまで三年にわたり特別客員教授として服部滋樹氏(クリエイティブディレクター・graf代表)をお招きし,地域の価値を顕在化しつながりを醸成するためのプロジェクト-「土と人のデザインプロジェクト」を行ってきました.
今年度は「地域のメディアとして機能するゲストハウス」をつくるというプロジェクトが行われています.ゲストハウスづくりに地域の素材や魅力を最大限に活かすことで,ゲストハウスに滞在することが直接地域の価値を体験することとなるような空間/ 体験をデザインしようとしています.様々な専攻分野から集まった学生らによって行われてきた,地域の仔細なサーチから具体的なゲストハウス提案まで,これまでの活動とこれからの展望を紹介します.

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2014年11月17日[月]–11月28日[金]10:00-18:00(23日[日],24日[月・祝]はお休み,最終日は17:00まで)

ツツミアスカ「ゆらぎー表層と深層ー」

京都出身の美術家,ツツミアスカ氏の個展を開催します.ツツミ氏は,植物をモチーフにした版画作品を制作してきた作家です.今回の展覧会では,美術作品のポストカードや本・ウェブでの作品画像と実際の作品との関係性について問いかけています.
本やウェブで作品画像を見た後に,実際の作品を見ると,どう感じるでしょうか?「やっぱり本物は良かった」と感じる人,中には「画像の方が良かった」と感じる人もいるでしょう.そうした来場者の意見をもとに,表層と深層のゆらぎをテーマに,人は「何をみて,何を感じ,何に感動するのか」を問いつつ,平面と立体の作品を展示します.

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2014年11月4日[火]–11月14日[金]10:00–18:00(土日はお休み,初日は12時から,最終日は17時まで)

丹羽誠次郎展「絵空ごとですらなく」

名古屋大学の芸術系科目「芸術と人間」(文系教養)を担当している丹羽誠次郎(にわせいじろう)の個展.
丹羽は愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了の1991年以降,「絵画の限界部分と人間の視野の端」あるいは「絵画のかたちと世界のかたち」をテーマとした写真および立体作品を制作し,名古屋を中心に発表を行ってきた.
名古屋大学でも,2004年に社会連携推進室等の主催によって豊田講堂でおこなわれた「COLD_SCHOOL MS004: 講義としての芸術」で《教室》を発表,「clas」 ギャラリーでは2007 年『丹羽誠次郎展』,2009年『丹羽誠次郎展 - 暗渠-』,2012年には『丹羽誠次郎展 -開いた孔の塞ぎ方-』を開催している.
今回は新作の平面作品を中心に会場を構成する予定.

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2014年10月21日[火]–10月31日[金]10:00–18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

海巫-Haemu- ‘韓国の豊漁祭’

安世鴻 AHN SEHONG
1971年韓国江原道生まれ.ドキュメンタリー写真家として,中国残留朝鮮人元「慰安婦」,障害者・人権問題など,社会的マイノリティー層をテーマに写真を撮影・発表してきた.現在,名古屋市在住.
「海巫-Haemu-」は,韓国の様々な地方で行われる豊漁祭を20年近く追いかけたもの.人々の真摯な祈りとそれを神に伝える巫者(ムーダン)たちの芸能が鮮やかな印象を残す.

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2014年10月6日[月]–10月17日[金]10:00-18:00(土日と13日[月]祝日はお休み,初日は13:00から,最終日は17:00まで)

東京物語(TOKYO STORY)

小津安二郎の名作『東京物語』(1953年)では,日本の伝統的な生活に近代性が入りこんだ東京において,人々が戸惑いを抱いているさまが描き出されている.
『東京物語』公開の後に始まった首都高速道路の建設は,戦後の東京の再生を象徴しているだけでなく,近代に対する伝統という二極対立を表象していると考えることができる.その対立を支えるのは,近代化・西洋化される以前の日本に対するノスタルジックな切望であり,『東京物語』はそうした切望の表現とみなせるだろう.
本展覧会は,一昔前の日本が無垢な再生の時代としてとらえられている「昭和ブーム」がもつ,矛盾と郷愁に疑問を呈するモティーフに首都高を用いた,ジョン・トランによる写真展である.老朽化が進む首都高を映画的なナラティブとともに映し出すことを試みる.

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2014年8月29日[金]-9月3日[水]10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17時まで)

「現代版画にみる多様な版表現」

戦後の日本版画は,1950年代に木版画や銅版画の作家たちが海外の展覧会で高い評価を受けるなど,その独自性が世界的に注目を集めました.1960年代後半にはリトグラフやシルクスクリーンも盛んになり,様々な技法によってじつに多様な表現が試みられるようになりました.本展では,戦後の版画史を彩った版画家の作品を中心にして,現代版画の多彩な魅力をご紹介します.
なお,本展覧会は「一般博物館実習」の一環として行われるもので,運営は受講生によって行われます.イベント開催時以外でも展示室の学生がご質問等にお答えします.

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2014年8月4日[月]‐ 8月13日[水] 10:00-18:00(土日は休み,初日は13:00から、最終日は17:00まで)

ストレンジャーの眼差し

外の世界から自己を守るために,わたしたちはどのように自分自身の身を置くのでしょうか.そして,もしわたしたちが,その外の世界で暮らすストレンジャーだったとしたらどうでしょうか.
ゲオルク・ジンメルのエッセイより着想を得て,日本で暮らすストレンジャーたちの矛盾した立場をテーマに実験的な展示をおこないます.

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2014年6月24日[火]-7月4日[金]10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

「クラスノオト」

目を閉じて,おしゃべりをやめて,耳をすましてみてください.
来客を告げる靴の音.傘を飛び跳ねる雨の音.風が揺らす木の葉の音.
いつも私達に寄り添っている控えめな音.
この展覧会では,そんな音がきこえます.
それは,新たな暮らしのページを開くでしょう.
クラスノオト,めくってみませんか.

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2014年6月10日[火] - 6月20日[金]10:00-18:00(休館日無し,最終日は17:00まで)

EAVP2014@「clas」—断片としてのエコ・アート・ヴィレッジの提案—

山口を拠点に活動する美術家・中野良寿を中心としたオルタナティブスペースN3 ART Lab は,山口情報芸術センター[YCAM]の十周年を記念した国際グループ展の関連企画として山口県山口市の駅通りで始動しました.名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」での本展はN3 ART Labの初回企画として2013年7月から9月まで行われた Eco Art Village Project [EAVP]の巡回展になります.生態系,経済,社会,文化等における持続可能社会や自然環境の再生をめざした “エコ・ ヴィレッジ” の概念と “アート” をキーワードに,自然や私達を取り巻く環境と対話しながら制作した特徴あるアーティストたちの作品を展示いたします.

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2014年5月8日[木] - 5月20日[火]10:00-18:00(土日はお休み,最終日は17:00まで)

THE DREAM OF GEOMETRY —CGによる幾何学をアートにする試み—

大同大学情報学部情報デザイン学科教授の横山弥生先生の展覧会です.先生がディジタルを利用して表現をするようになってから30年.不思議で美しいかたち,そこからイメージして作成した成果を平面とともに,3Dプリンターによる出力作品も展示します.この半年の間に,ニューヨークで発表した作品が中心です.ぜひご覧下さい.

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2014年4月18日[金] - 4月30日[水]10:00-18:00(土日はお休み/最終日は17:00まで)

名古屋大学写真部春展「イマ」

今年で5回目となる,名古屋大学写真部による「clas」での写真展です.
名古屋大学写真部では,写真への取り組み方は部員によって異なり,白黒写真を撮影し,自分たちの手で現像・プリントする者,デジタル写真をメインに撮る者と様々です.
本展示のテーマは「イマ」です. 過去に出展した作品を今 一度見返すと,そこには変わったもの・変わらないものを見ることができます.すこし上手に撮れるようになったけど,撮っているものは変わらない,だとか.
本展示では,部員たちがそのように見出した各々の「イマ」 の写真を展示します.

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2014年4月8日[火] - 4月16日[水]10:00-18:00(土日はお休み/最終日は17:00まで)

「道しるべ絵画鑑賞のススメ」

アートに親しんでいる学生はもちろん,日頃アートと接する機会のない学生に,気軽に鑑賞できる場を提供します.作品へのいくつかのアプローチの仕方を示し,それを体験する中で自分なりの作品との関わり方を発見する手助けにしたいと思います.特に名大生になったばかりの新入生が新しい生活を始めるにあたって,鑑賞や創作といったアート活動をそれぞれの生活の中でどう位置づけるのかを考えるきっかけづくりをします.

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2014年3月25日[金] - 3月28日[月] 10:00-18:00(土日はお休み最終日は17:00まで)

Seto CG Kid's Program

【Seto CG Kid's Program】は,瀬戸市,エンターテインメント企業,大学などが協同で,子どもたちがプロの制作現場に触れる機会を作り,モノ作りとしてのデジタルコンテンツの面白さを体験するものです.
第3弾では,瀬戸市をPRする「観光CGポスター」というテーマで,子どもたちが制作したポスターやその制作の様子を展示します.

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2014年3月10日[月] - 3月14日[金]10:00-18:00(10日は12:00から,14日は16:00まで)

「二十歳展名古屋大学教育学部附属高等学校美術部OB展」

2年前に名大附属高等学校を卒業し,「clas」で卒業展を行った生徒が今年度20歳になり,10代の頃よりも少し大人になった立場から作品を制作し展示します.
今一度自分自身を見つめなおして制作した作品を通して,展示を見て下さる同世代の大学生やそれよりも下の高校生に,私たちの表現や感性を伝え,美術を行う意味や今を生きる自分自身について考える機会になればと思います.

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2014年3月3日[月] - 3月7日[金] 10:00-18:00(初日は13:00から,最終日は17:00まで)

名大附属高校 美術部 卒業展 「十代の造形 美術への一歩」

今春,名大附属高校を卒業する美術部員による作品展を行います.美術の入り口に立った10代後半の若者がどんな感性で美をとらえ,どのような思いで制作したのかを味わってみてください.
若々しいバイタリティーとその世代が持つ感性に触れていただけたらと思います.

出品者:小野田帆純,西村日和

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2014年1月22日[水] - 1月27日[月] 10:00-18:00 (土日はお休み,最終日は17:00まで)

モノクロの世界~削り、溶かし、刷る~名古屋芸術大学版画コースコレクションによる現代版画展

名古屋芸術大学美術学部版画コースのコレクションの中から,モノクロームの版画に焦点を当て,現代版画の魅力の一側面をご紹介します.出品作品は「clas」の展示スペースの特色を意識しつつ本年度後期の「一般博物館実習(実務実習)」の受講生が版画コース所蔵作品から選択したもので,展示作業や教育活動を含め,受講生が中心となって企画・運営を行います.ぜひご高覧ください.

出品作家:
ジャスパー・ジョーンズ,吉岡弘昭,エンク・デ・クラマー,杉浦イッコウ,鍔本達郎,渋谷和良,長谷川ジェット,大槻恵理

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2014年1月10日[金] - 1月20日[月] 10:00-18:00(土日と13日[月],17日[金]はお休み,最終日は17:00まで)

IMaC CAMERA 6

この展覧会は,名古屋大学教養科目「情報メディアとコミュニケーション」の成果発表として,受講生がコミュニケーションをテーマに撮影した写真を展示します.学生たちが半年間の授業の中で,メディアがもたらした可能性と課題,そして情報社会におけるコミュニケーションについて考えながら,制作した作品をご覧ください.

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